適当男子サトシを6年から矯正!プラス日々思う事

今まで適当にやっていた高学年男子 小学校6年からの高校受験への道!そして日々思う事&感じた事を綴ります。

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3年のクラス替え後の衝撃!!

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 小学校入学時の事柄があったため(↓)

サトシが環境の変化に弱いという事が痛い程分かっている私。
3年のクラス替えは心配でした。

ギャングエイジと呼ばれる3年生時代・・・
仲が良い、穏やかで心を許していた友人たちは
ことごとく違うクラスになってしまいました。

実はサトシは、幼稚園年長からヒップホップを習っていました。
サトシはセンスもよく、踊りも好きだったので、
私は練習や発表を見る事が大好きでした。
かなり難易度の高い踊りも出来るようになっていた頃です。
そこで一緒にヒップホップを習っていたSくんが、学校で同じクラスになりました。

2年でやっと穏やかになったAくん2年生の時も同じクラスです。

Sくんは運動が何でも出来、気の強いボス的な子です
Sくんは、ちょうどお母さんの入院とクラス替えが
重なり、非常に不安定でした。
1~2年の頃はとても明るく良い子という印象でしたが、
色々重なって攻撃的になっていました。
Aくんも、先生が変わり、とても不安定で攻撃的でした。
そんな2人が同じクラスでした。

そして度々大きな衝突をしました。殴り合ったり、けり合ったり、
椅子が投げられたり、ケンカがない日はなかったようです。
その2人だけではなく、それに引きずられるように
この時期のこのクラスは、特に男子が暴力をふるい、
暴言を吐いていて、ギャングエイジさながらでした。

サトシはそんなクラスを好きではありませんでした。
そう思っていたのはサトシだけではなかったようです。

そんな折、5月に授業参観があり、

サトシがドッジボールをしているなと思っていたら、
保健室帰りの、顔を冷やしながら歩いているSくんが通りかかりました。
私をギッと睨み付け、

「サトシが顔にボール当てた!ウザイ!」と私に言って来ました。
そしてそのまま行ってしまいました。

その日くらいから、サトシは一切ドッジボールをしなくなりました。
サトシにボールを当てる時に「死ね!」とか「カス!」等言われるそうです。

表情も曇り、口数も減りました。

Sくんと一緒のヒップホップでの表情が一段と曇っていて、
迎えに行く際、一切言葉がでません。
他の子やお母さんに話しかけられてもです。

大好きなスポーツ少年団のサッカーでも、
応援で見に行くと、友達に話しかけられても
返す事が出来なくなっているサトシを何回も見ました。

サトシは心が折れていました。
Sくんから、学校で辛くあたられていたんです。
笑顔のみ出ても、言葉が出なくなりました。
この時のサトシは場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)
だったんだと思います。

家以外で、声を出す事が出来なくなっていたようです。
ものすごく心配で、いくつもの心理クリニックの先生に
相談しに行きました。

でも、サトシに、“自分は病気かも”と思ってほしくなくて
サトシを連れていく事は出来ませんでした。

そしてヒップホップを辞める決断をしました。
Sくんと学校でも習い事でも一緒で、
息が詰まっていたサトシです。
このときの逃げるは正解だったと思います。
最近、子供に読み聞かせている
こども孫子の兵法 にも書いてあります。

でもヒップホップを辞める事は
とてもとても悲しい決断でした。

担任の先生にも、場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)かも
という事を伝えました。また、Sくんが苦手である事も。
席はSくんとは離してもらえました。

言葉は出ないサトシだけど、
クラスのサッカー仲間の友達は
サトシとサッカーでつながっているので、
放課後のサッカー遊びに誘ってくれていました。
様子が余りにも違うサトシと普通に接してくれて
本当に良かったです。とても感謝しています。

そしてヒップホップをやめた事はサトシを解放したらしく、
少しずつ元気を取り戻して行きました。

また、この頃はサッカーがよりどころで、
放課後サッカーの他に自主練もとても頑張っていました。
このときに、サッカーにいそしんだ事が、
サトシが自信を取り戻す事にもつながりました。

ただ、口数が少ない時期は本当に長く続きました。
すごく心配でしたが、徐々に徐々に、家の外でも
言葉を発する事が出来るようになりました。

また4年になり、先生が変わり男の先生になりました。
厳しく、けれど温かく、心がささくれていた子供たちに
接してくれた事で、子供たちも随分落ち着いて来ました。

そして3年の時があって、私は、
サトシはすごくデリケートな子なんだなと
改めて思いました。

そして、4年生まで
勉強は2の次
楽しければそれで良い
で通してしまいました。

ついサトシに、腫れ物(はれもの)にさわるような
接し方をしてしまっていたのかも知れません。