発達障害や遅れへの対応 気軽に保護者が対処出来る環境作りがあれば 小学校の先生の真意
こんにちは。小島です。
この間、小学校の教師をしている
友人と話す機会がありました。
そこで思った事をお話します。
<目次>
・Aくん他数人が発達障害の疑い?
・Aくんの事を教師の友人に尋ねてみた
・先生方の真意
・実はうちの息子も以前
・気軽に保護者が対処出来る環境があれば
◆Aくん他数人が発達障害の疑い?◆
ヒカルの友達のお母さんの
Aさんに聞いた話です。
Aさんの息子Aくん(小3)の
保護者面談の時に、
発達検査用紙を 机の上に置かれた状態で
面談が始まり、
調べてみないかと言われたそうです。
Aさんは思ってもいなかったことだったので
不愉快で動揺して、先生に対して
良い気持ちを持てないように
なってしまったと言っていました。
また、そのクラスでは
4〜5人そのような発達検査用紙を
渡されたそうです。
私もAくんを知っているのですが、
お友達とも仲良くしている
明るい普通の男の子で、
ちょっと忘れ物が多いだけだと思い、
それは先生が考えすぎ
なのでは?と感じました。
◆Aくんの事を教師の友人に尋ねてみた◆
その事を小学校教師の友人Bさんに、
こんな事があったと話してみました。
するとBさんは
小学校3年生で、クラスに4〜5人というのは
少しやんちゃで元気な子が多いクラスだと
あり得る話だと教えてくれました。
そして、本当に事なかれ主義の先生は
その事を保護者に伝えたくても
伝えずに終わってしまう事も
あるそうです。
例えば面談でとても和やかだった物が、
一たび、発達障害の事に触れようものなら、
その空気は一変してしまうそうです。
どんなに言葉を選んでも、
それくらいデリケートで、
なかなか伝えづらく、
トラブルの元になる事のようです。
つまり先生の側から伝えるのにも
精神的負担とトラブルのリスクがあるのです。
◆先生方の真意◆
そして、先生方がなぜそのような検査を
して欲しいかと言うと、
例えばそのお子さんの苦手な所がみつかり、
その子自身にどのような対応をしていくか
適切な方法をみつける事だそうです。
本人にとって、本人が生活しやすいような
最適なやり方を診断の結果から
考える事が出来ます。
フォローのバリエーションを
具体的に増やす事が出来ます。
そうする事の情報を得る為なのです。
そして、低学年で大丈夫だからといって、
そのまま放っておくと
高学年で物の道理がわかってきた時に
取り返しがつかない状態になってしまったり、
お友達から距離を置かれる存在に
なってしまったりする事もあり、
そのような悲しい事柄を防ぐためだそうです。
けれど教師のBさんは、高学年になっても
本来なら早い段階から検査を受けるべき
だったグレーゾーンのお子さんがいるのを
時折見るそうです。
つまりトラブルをそれまでの先生が
避けて来たがゆえに、
そのままの状態で置かれているのでは?
というケースです。
◆実はうちの息子も以前◆
実は上の息子が
小学校1年生〜2年生にかけて
時折、言葉の遅れの教室の案内が
お手紙と一緒に入れられていた事が
ありました。
その時の担任の先生の配慮です。
確かに息子はその当時言葉が遅く、
それで友達とは
口ゲンカにすらならなかったり、
(言語能力で劣っていて)
本当に伝えたい事を伝えられなかったり
辛い思いをしていた事もありました。
でも私は、わざわざその教室に行くには
違う学校に週に2日通わなければならず
その事で色々言われたり
からかわれたりしたらどうしようと
結局申し込みは出来ませんでした。
今の時点で言葉に関しては全く問題が
ありませんが、
もしその時に対処していれば
教室に通っていれば、
もっと早い段階で、
安心できる状態になっていたのかも
しれません。
先生はそして、通って欲しいという思いで
そのお手紙を入れてくれていたんですね。
私にその選択肢を委ねてくれていたのは
とてもありがたい事ではあります。
ただ、平日の週2日は
気軽に通えるものではありません。
例えば、学校に支障のない範囲で
土日にその教室が行われていたら、
ちゅうちょなく行けたかもしれない。
言葉の教室を設けてくれた行政には
ありがたいと感じていますが、
こちら側の気持ちをもう少し
くんでくれていたらとおもいます。
◆気軽に保護者が対処出来る環境があれば◆
例えば発達障害の検査も、
もっともっと、気軽に誰もが受けられる
のであれば、保護者の方々もこんなに
構えずにいられるのかもしれません。
このような事柄はデリケートです。
先生が保護者に伝えにくいという事も
確実にあるようです。
そして伝える先生も毎日子供を見た上で、
良かれと思っての進言ではあるようです。