少年サッカー 自分に打ち勝った! マイナスな声かけはやめた方が良い!
こんにちは。小島です。
実はサトシ(小6)がサッカーを辞めると言い出し
ずっと悩んでいました。
◆チームメイトからの心ない声かけ◆
チームのエースともう1人に、失敗すると
心ない声かけをされるという事でした。
しかもそれはすれ違い様だったりで。
コーチには見えないように。
そしてサトシは、そういう時に何も言えない。
彼は体がそこまで大きくないので、
以前は違うポジジョンだったのが、
最近はディフェンダーの素質も買われ、
苦手意識のあったディフェンダーに。
そして点を入れられるとサトシのせいにされたりする。
そこで、試合でミスをする事が怖くなってしまい
試合に出る事も怖くなってしまったのです。
ミッドフィルダーやフォワードは、
いくらシュートをはずしても何も言われないのに
なぜ俺は言われるのかと悔しかったでしょう。
悔しすぎて心が折れたのでしょうか。
必死にやっているのもよく分かります。
サトシは優しいので、失敗した時に責めるような
声かけは一切しません。
言う方は、悪気はないのかもしれません。
でも、彼は心にため込んでしまった。
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世の中の「何やってんだよ!」っていう子供たち、
人のせいにする子供たち、
言われたら人って、次の同じ場面でどうなると思う?
言われた事で、落ち込んだり緊張して、固くなって
プレーに影響する子もいるんだよ。
本人は言われなくても次は失敗しない!って思うよ。
自分の事だから一番分かってる。
同じチームで上手く連携したかったら、
そういうの、やめた方が上手く行くよ。
ドンマイって声かけの方が次 頑張れるよ!
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◆家族での話し合い(昔からを振り返って)◆
サッカーは、サトシに自信を持たせたスポーツでもあります。
また、幼稚園の頃から続けて来たものです。
彼はそれなりに実力をつけ、
リフティングも1000回はこなせるし、
試合中も親ながら目を見張るプレーも多々あったのに。
正直足元が出来てるので、ミスはそんなに多くはないのに。
サッカーが大好きで、小さい時から
頑張っていたサトシ。
昔からの事を思い出すと、涙が出ます。
あんなに楽しそうにやっていて、あんなにサッカーが好きだったのに。
出来れば事態を克服してほしいという気持ちでした。
家族で随分と話し合いました。
辞めて悔しくない?と。ただ、そんな事で
彼が萎縮(いしゅく)するのも嫌だったので、
辞めるか辞めないかの葛藤(かっとう)でした。
◆コーチに相談させてもらいました。◆
そんな中、コーチとお話させてもらいました。
コーチは、サトシと他2人の対立関係をちゃんと
わかっていました。
だから試合中に何か言われて、
サトシが萎縮しているようだと
ベンチに下げてくれていたようです。
コーチは、「この事は絶対に他言しません。
私に任せておいて下さい。
サトシはここで逃げたら、将来に影響が出ます。
サトシがサッカーが好きなのは僕にはよく分かります。
じゃなきゃあんなに良い顔してませんよ。
彼が辞めるような事はないようにします。」
と力強くおっしゃいました。
◆サトシとコーチが話し合って◆
コーチと相談した1週間後、
かなり強豪なチームとの練習試合が開催されました。
コーチはメンバー全員の前で
「味方に暴言を吐いたら試合には出さないぞ!」
と伝えてくれたそうです。
そしてサトシはコーチに試合前、
「お前、最近全力を発揮できてないのに辞めるのか?
今日は前線で使うから、ベストを尽して来い!」と言われ
(後で聞きました。)送り出されました。
そしたら強豪チーム相手に、久々の前線からの
先制シュート・・・・・決まった!!!
やるべき事をやって、その後もその日は
前線で使われ追加点数も入れた上に、
パスやクロスで点数に絡む事が出来ました。
コーチが練習試合後にこっそり、「彼は実力で
私が伝えたようにやってくれましたよ!
多分もう大丈夫でしょう。」と言ってくれました。
帰って聞いたら、あんなにも辞める決意が
固かったサトシが
「やっぱり続ける!」と。
何て嬉しい日でしょう。
彼は自分との戦いに勝ったんだと思いました。
強くなって、今後同じような事があっても
くじけないでほしい。
そのまま強い気持ちを持ち続けて欲しいです。
<補足>
もう1人、やはり優しくて
言われやすかったメンバーが大活躍でした。
ネガティブな声かけがないことで
パフォーマンスは上がります!
そしてコーチにとても感謝しています!!